地酒屋こだまが毎月二回の「日本酒専門居酒屋営業」と一回の「酒の会」を運営している「ちょこだま」。大塚駅南口より徒歩3分のワインカフェ「サン・ヴァンサン」さんを間借りして、地酒屋こだま店主「こだま」と無添加料理人「ちょびん」がコンビを組んで、「オトナの真剣なお遊び」をテーマに営業しています。
ちょこだま営業について
ちょこだま酒の会について
おかげさまでスタートしてから間もなく丸3年。おかげさまで毎回満席で、とは言っても11席(お酒の会は14席)しかないので当たり前かもしれませんが(笑)、いつも嬉しい悲鳴を上げております(ご参加のみなさま、いつも本当にありがとうございます)。
ふだんは忙しすぎてあまり写真を撮れないのですが、今回ちょっとだけ写真を撮っていたのでほんの少しだけご紹介してみます。とは言っても料理の写真はひとつもないのですが(笑)
まずは、今回活躍してくれたお酒たち。
1.大和屋善内 (福島・喜多方) 純米吟醸 生詰め (一回火入れ)
2.十六代九郎右衛門 (長野・木曽) 純米吟醸 金紋錦 生原酒
3.此君 (鳥取・倉吉) 純米吟醸 「矢絣」 玉栄×9号 無濾過生原酒
4.笑亀 (長野・塩尻) 直汲み 無濾過生原酒(普通酒)
5.花泉 (福島・南会津) 十ロ万 ひやおろし 一年
6.花巴 (奈良・吉野) 山廃純米 極甘熟成 四年
7.太陽 (兵庫・明石) 純米原酒 長期熟成
そして今回の料理のメニュー。
≪軽い前菜≫ 沖縄もずく酢 人参シリシリ
≪沖縄を感じる一口前菜七点盛り合わせ≫ ジーマミー豆腐 海ぶどう ンジャナ(苦菜)の白和え ゴーヤのおひたし ミミガー(豚耳) スーチカー(塩豚) テビチ(豚足)
≪沖縄鮮魚刺身五種盛り合わせ≫ セーイカ(そでいか) ワモンダコ(島蛸) タマン(はまふえふき) イラブチャー(なんようぶだい) シチューマチ(あおだい)
≪煮物≫ 軟骨ソーキとラフテーの煮物 盛り合わせ
≪炒物≫ ふう(麩)チャンプルー
≪〆≫ ポーク玉子おむすび+もずくとアーサー(あおさ)汁
≪デザート≫ サーターアンダーギー
沖縄料理と言えば「泡盛とオリオンビール」がセオリー(?笑)ですが、日本酒もとっても合うんです(当たり前ですがw)。僕の個人的意見としては基本的にはどんな日本酒でも合いますし、パワフルな料理(今回でいえば軟骨ソーキとラフテーの煮物など)にはアルコール度数の高い(力強い)アル添生原酒や熟成酒など、個性の強いお酒との相性が抜群に思います。そんなお酒をベースにしたロックやソーダ割りもめちゃめちゃ合いますし。首都圏で頑張る沖縄料理店さんも泡盛とビールを柱に、個性派日本酒をうまく取り入れたりするとより広い楽しみ方の提案ができるんじゃないかなぁ、といつも思っています。
ところで今回、沖縄から直送して貰った魚を使ってお刺身を仕立てたのですが、これが噂通りなかなか強烈なルックスでした。
これは「シチューマチ」と呼ばれる「あおだい」です。
うん、これはちゃんとフツーの魚に見える(笑)
おっと、色がカラフルになってきました(笑)
こちらは「タマン」と呼ばれる「はまふえふき」です。
そして来ました!この強烈な青(笑)
これは「イラブチャー」と呼ばれる「なんようぶだい」です。よく「あおぶだい」と混同されますが「あおぶだい」にはないひらひらした突起が尾びれの両端にあることで判別できます。ちなみに「あおぶだい」の内臓には摂取する餌経由の毒があり、時にその身にも毒が回ることから食べてはいけない魚になっていますが「なんようぶだい」は無毒です。さらに余談ですが「イラブチャー」はいくつかの魚の総称で、そのひとつが「なんようぶだい」なんだそうです。
ちなみにどの魚も捌くとキレイな白身系で、しかも「沖縄の魚は身が緩くて不味い」という評判とは真逆のとっても美味しいお刺身でした。現地の漁師さんがいいものを選んで送ってくださったのかも知れませんね。
会もおかげさまで大盛況。
いつもお客さまにも恵まれているちょこだまです。
終了後、満足気な二人(笑)写真くれたYちゃん、ありがとう♪
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ちょこだま酒の会【8月】沖縄料理と日本酒~沖縄の風を感じる夜♪
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