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日帰り北信ツアー備忘録~4蔵を駆け抜けて~

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今回もやっぱり、おかげさまな一日となりました。



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午前6時半の大塚の空、すっかり秋色になりました。

ふだんお寝坊の僕にとってはあり得ないくらいの早朝のスタート(笑)



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そして長野駅前の空もやっぱり秋色でした。

それにしても新幹線って凄いね、2時間ちょっと後に長野に居れるなんて・・・!



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お久しぶりの長野電鉄、モンハン特急Aスノーモンキーという凄い特急車両がお目見えしていてびっくり。聞けば数年前からのコラボなんだってね。しかも成田エキスプレスの車両なんだってね。ちなみに小田急ロマンスカーの車両も健在でまだまだ活躍中だそうです。



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僕にとって「長野の実家」みたいな存在の丸世酒造店(勢正宗醸造元)。開店して以来ずっとご無沙汰だったけれどやっぱり「帰って来た」ような気がします。家族も増え、ますます賑やかになりつつあってお母さんも元気そうでした。写真のお父ちゃんと息子の晋司くんをお迎えしての丸世の会は10月に予定しています。ファンの方、お楽しみに♪


で、写真はないんだけど「北信流」醸造元の松葉屋本家の市川社長が丸世さんで合流(笑)相変わらずアクティブで元気な市川さんが次の次の蔵元までご一緒してくださいました。



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お次は、同じ中野市内の志賀泉さんへ。志賀泉は長野メッセにもなかなか出てこない蔵なのですが、実は写真の中山佳紀さんとは5年くらいのお付き合いで蔵を訪ねるのも2回目になります。蔵の長い歴史を受け継ぎつつも変革を起こそうとしている中山さんのいちファンとして、これからもその成長を注視させていただきたいと思っています。



そして市川さんに送っていただいて、鳥居川(千曲川の上流)を越えた大信州さんの豊野蔵へ(市川さん、本当にありがとうございました)。


大信州さんでは蔵人の小松さんと、なんと製造部長の田中勝巳さんにもご対応いただきました。僕と大信州の出逢いは実は20年以上前に遡ります。以来ずっと訪れたかった、ある意味憧れの蔵だったのでそもそも大興奮だったのですが、田中勝巳さんにお逢いできたこと、これは衝撃的な出来事でした。凄い方だ、と多くの方から聞いてはいたのですが、いやいや、とんでもないお方でした。それでもこんな自分に興味を持っていただき、的確なアドバイスを多く頂戴することができたのは光栄としか言いようがありません。小松さんに蔵を丁寧に案内していただき、これまた大信州のとんでもなさを目の当たりにし、もう全てが衝撃的というか予想通りというか想像を遥かに超えているというか(何を書いてるのかわからないと思いますがそんな感じ)、一言で言うと大信州すげー!でした(笑)。


時間には余裕を持っていたはずがとにかく大興奮で気が付けば電車の時刻がギリギリ。一緒に写真など撮る暇もなく大騒ぎ&大急ぎで最寄駅まで送っていただきなんとか間に合いました。田中さん、そして小松さん、本当にありがとうございました。僕にとってはちょっとヤバい数時間でした。



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という訳で大信州を訪ねた記念(?)にホームでパチリ。

よく考えたら昼食を食べる暇もなく、丸世のお母さんにいただいたおやきを電車の中でパクつきました。助かった~~~お母さん、ありがとう。ちなみにこの中野のおやきがまためちゃめちゃ美味しいんだ。焼いてるんじゃなくって蒸してあって生地がもちもちなの。蔵を手伝いに通ってた時もよくいただいたなぁ、となんだか懐かしい気持ちになるおやきなのでした。



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そして本日最後の蔵がこちら、新潟との県境にも近い飯山市の角口酒造店(北光正宗醸造元)の村松裕也くん。村松くんとは先日の四谷大長野祭りで知り合って、その後にわざわざお店に来てくれてその食中酒を目指す姿勢に共感して、今回の訪問へと繋がりました。まだまだ若いのに理論的に物事を考え筋の通った先行きを見据えている彼。そのぶれない姿勢と共に実に共感できる酒を造り始めています。ちょっと秘密のお酒も見せていただいたりして(笑)これまた楽しい時間を過ごすことができました。


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蔵からすぐのところにある、契約栽培のひとごこち。この飯山は米の生産地としてもとても優秀で、実にいいお米が育つのだそう。すぐ近くの木島平では金紋錦も生産しています。



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実ってますね・・・・・刈り取りは来週頃の予定になっているそう。

25BYの酒造りの足音が徐々に聴こえてきます。



そして裕也くんに送っていただいて、最後は野沢温泉へ。近いと思っていたら車で15分くらいだったという(苦笑)それでも嫌な顔ひとつせず、よかったら帰りも連絡くれれば迎えに来ますなんて笑顔で言う裕也くんの優しさにちょっと感激しつつ野沢温泉へ辿り着きました。裕也くん、本当にありがとう!



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これが野沢温泉のシンボル的存在、麻釜(おがま、と読みます)。地元の方しか入れませんが、温泉卵や野菜を茹でたりする風情溢れる場所です。野沢温泉はこの麻釜をはじめとして30以上の源泉がありそのほとんどが60℃とか80℃とかの高温で、そこから引いている13の共同浴場も当然とんでもなく高温でめちゃめちゃ熱くて、でも観光客が水でうめると地元の人に怒られる、という(笑)とりあえずのにわか知識を持って今回は臨みました。



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まずはこちら、熊の手洗湯。実はたくさんの方から「ここだけは比較的温い」という情報をいただいたので野沢温泉初心者としてはまずここかな、と(笑)

13の公共浴場すべて脱衣所なし、というか脱衣所が湯船のすぐ横、という情報通り、実に懐かしいというか、これぞまさに正しい温泉場!という浴場です。僕は父の実家が秋田の大湯温泉なので子供の頃からそういう温泉場には慣れてはいるのですが、それでも心の中で「おおお!これは凄い!」しかもたまたま地元の爺ちゃんばっかり3人入ってたからちょっと緊張しつつ、というかそんな中にアロハ着た変な若造が入って来たもんだから爺ちゃん達の方が「おいおいw」って感じだったかも知れませんが(笑)とにかく臆せずテキパキ脱いできちんと掛け湯してしっかり浸かってきました。うん、確かにこれは熱いけど温い!(笑)硫黄の香りがしっかりしてて「温泉入ってる~~~♪」って気持ちになります。


この公共浴場、実は野沢温泉宿泊者は無料で入ることができます。地元の方たちが組織して管理をし無償提供しているそうで頭が下がります。なので僕ら外来者はお湯の外にある賽銭箱(って本当に書いてあります)に気持ちを入れて入浴させていただくことになります。いいなぁニッポン、って感じの文化。気持ちよくポケットの小銭を全部入れて来ました。


で、帰りの電車までもう15分ほど余裕があったので、調子に乗って今度はさっきの麻釜に近い「麻釜の湯」へチャレンジ!・・・・・って、熱いよ熱いよめちゃめちゃ熱いよ!(爆笑)いや、ちゃんと入ったよ!でも久しぶりに田舎の大湯温泉を思い出したよ!身体がジンジンして気持ちいいよ!でもやっぱりそんなに長くは入ってられないよ!(笑)


野沢温泉、すげー!(笑)


15分余裕があるのに10分で上がり(笑)タクシーで戸狩野沢温泉駅へ。裕也くんに送って貰うことも考えたんだけど、最近思うのは「きちんと地元でお金を使おう」ということ。僕らの場合どうしても急ぐし蔵元が便宜を図ってくれることが多くなってしまうので食事以外は現地でお金をあまり使わずに済んでしまうことも多々あるのですが、使えるものはきちんと使おうと、最近はそう思えるようになりました。・・・なんて小銭のお賽銭と2,700円のタクシー代くらいで偉そうに言えた身分ではないのですが(苦笑)


そう考えると、若い頃から食材と自炊道具担いで、場合によるとテント背負って山に登って来たけど、きちんと山小屋に泊ったりご飯を食べたりすることを心掛けるべきだったなぁ、と今さらながら思ったりもするのでありました。



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電車にも余裕で間に合い、ディーゼルカーに揺られて着いた長野駅では予約しておいたこのお店へ初訪問、というか長野駅で飲むの実は初めてだったりして。長野駅から徒歩2分の「治右衛門(じえもん)」さんというお店です。気さくで腕の確かなマスターとカウンターを挟んであれこれ。佐渡から直送の刺身も絶品、天麩羅も旬を取り入れてアツアツ、相談したらちゃんと一人用に盛ってくれる優しい心遣いのお店でした。生ビール一杯と大信州、真澄を一合ずつでほろ酔いの一時間半を幸せに過ごすことができました。


治右衛門:http://tabelog.com/nagano/A2001/A200101/20009598/


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そして最終の新幹線車内で一人二次会♪

氷結は好きなんだけどキウイはちょっと甘かった(笑)

あたりめは僕の永遠のアイドルですw



駆け抜けました。

もう、本当にそんな感じ。


大好きな長野ですがまだまだ知らないことだらけ。

同じことがきっと日本という国や人でも言えるんだろうな。


新たな勇気と元気をいただいて、地酒屋こだま、今日からまた頑張ります!




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